私が母子健康手帳に記した「妊婦自身の記録」をもとに、【前半】【後半】2つの記事に分けて妊娠生活を振り返ります。
【後半】の記事は「妊娠7か月から出産を終えるまで」をお伝えします。
【前半】の記事「妊娠から安定期に入るまで」はこちら
妊娠7か月の経過(妊娠24週~27週)
24週
日中少しでも寝ないと夜までもたない。眠気が来た時に短時間でも眠れたらとてもスッキリする。
25週
毎日ではないが腹痛がある。しばらく横になると治るが、休まないと痛みが増すばかり。
26週
食欲にムラがある。お腹が苦しい感じであまり食べられない。食後に腹痛が来てお腹を下す。
27週
夜に胎動が激しいせいか不眠になる。昼寝でどうにか補う。
妊娠7か月のまとめ
疲れやすく眠い時期でしたが、少しでも寝たら楽になっていました。
食欲はあってもお腹が空かなくて少ししか食べられない。赤ちゃんは27週で推定1014g。小さめと言われる。
家事や買い物など問題なくこなせていましたが、広いショッピングモールでは歩くのに疲れてベンチで休み休み。
里帰り出産を予定していたので、1人取り残される旦那のために冷凍ストック作りを始めました。
旦那は1人で料理も洗濯もできるそうですが、身体が楽だったので用意してあげました。
妊娠8か月の経過(妊娠28週~31週)
28週
不眠気味。夜に寝つけず朝が来ることが何日か続く。昼間も眠くならず睡眠がとれない。身体がしんどい。
29週
ある日突然、寝つきがよくなる。外出や家事もテキパキと出来るようになる。食後お腹が苦しくなることが多い。便秘気味だったのに毎日快腸になる。
30週
身体が軽い。すぐにお腹がすくけど量を食べられない。
31週
家事や買い物、散歩など積極的に動ける。赤ちゃんが下り気味と言われる。
妊娠8か月のまとめ
お腹の苦しさが増してきた時期。苦しくないときは問題なく動けました。
里帰りは34週が目安とされていますが、お腹の張りがあるため早めに帰ることにしました。実家までは高速で1時間ちょっと。近くに嫁いで良かったです。
旦那の冷凍ストックは大量に作りました。
カレーやハヤシライスなどご飯にのせるだけのもの、あとは焼くだけの魚、チンするだけのから揚げ、鶏のてりやきなど。
ちょっと甘やかしすぎたかもしれません。
そのせいか、出産する病院で看護師さんに「里帰りするからって、あれこれ頑張りすぎたでしょ?お腹が張ってるよ」と言われました。
私のようにお腹が張ってしまうかもしれないので、里帰りの際、家の片付けや旦那のことはほどほどに!
妊娠9か月の経過(妊娠32週~35週)
32週
おへそから下がパンパンで苦しい。食後特に苦しくてお腹が空くまでは何も食べようと思わない。
33週
息苦しいことが多くなり呼吸が浅い。横になることが多くなった。
34週
夜中1時間おきに目が覚める。午前中に睡眠がとれるけど眠りがすごく浅い。
35週
張り止めの薬をもらい楽になる。そのせいか食欲も徐々に出てくる。
妊娠9か月のまとめ
赤ちゃんが下りてきてお腹がよく張っていましたが、張り止めの薬を飲むと苦しさがなくなり楽になりました。
食べる前に薬を飲んで、お腹の苦しさから解放されたその隙に食べる。朝昼晩1錠ずつ飲んでいました。
薬と同時に安静指示も出され、ゆっくり寝ておくように言われました。
私のお腹はとてもコンパクトなようで、同じ週数の妊婦さんは大きなお腹をしているのに、私のお腹周りは80センチ台。
残念ながら、安定期の頃に揃えたマタニティウェアの出番はありませんでした。
妊娠10か月の経過(妊娠36週~39週)
36週
毎日お通じがあり身体は楽。張り止めを飲んでも楽にならないときがあり様観。胎動は増すばかりで余計張ることも多くなる。
37週
張り止め中止。張ることが多くなりお腹も苦しくなる。食べたい気持ちはあるのに食べられない。安静解除される。
38週
排便3日に1回のペースになる。眠気が強いが少し眠るとスッキリする。
39週
便秘。頭痛がひどくなりしんどくなる。食欲が落ちる。
妊娠10か月のまとめ
張り止めは1日7、8回まで飲んでいいから苦しかったら飲むように言われました。
37週で正期産に入り張り止めは中止。相変わらず赤ちゃんの体重がなかなか増えず、心配でした。
下りてきているからか股関節が痛くなり歩くのがしんどくなりました。
37週で首にへその緒が巻きついていることが判明。
38週になると2重巻きになり元気がなく、体重も増えないので翌週また来るよう言われました。
そして39週の健診で「もう少し出産を待ってもいいけど体重が増えないし、心拍が弱いときもある。今は元気だから出した方がいい」と言われ入院。
妊娠39週6日で出産
入院すると出産方法について医師から説明を受けました。
「もう下りて来ているから帝王切開はもったいない。へその緒を巻いているから、小さい赤ちゃんは自然分娩に耐えられないかもしれない。」
- 最初から帝王切開するか
- 陣痛促進剤を使うけど赤ちゃんが苦しくなったら帝王切開にするか
- 陣痛が来るまで待つか
私は判断できないので先生にお任せしますと伝えると「赤ちゃんが苦しくなったら切りますね」と言われる。
朝10時、浣腸後に陣痛促進剤の点滴が始まる。
3日便秘なのに浣腸されてもコロコロしか出ない不思議。
陣痛促進剤は30分おきに量が増えていく。12時前から生理痛な感じ。
母が立ち合い出産。14時前から陣痛がものすごく痛い。
見るからに敏腕そうなベテラン助産師が腰をさすると痛みが消えて感動する。
子宮口が全開になるまで耐えるのみ。
先生の内診が激痛で叫ぶ。そのうち破水。
子宮口が全開になり助産師にいきんでいいよと言われる。
立ち合い出産の母は汗だくの私を一生懸命うちわで扇ぐ。
「髪の毛が見えるよ、よく生えてるよ!」と母が実況する。
2回か3回いきんだら、へその緒2重巻きの長女が出てきた。
時刻は17時過ぎ。すぐには泣かなかった。
そして、私の胸に抱かれて嬉しかったのか失禁する。
体重2480gで低出生体重児。
もう少しだけ我慢してれば2500gあったかも??
おわりに
はじめての出産はとにかく痛かったです。
臨月を迎えた頃から陣痛か破水か楽しみにしていた私は、先生に「破水からかもね」と言われ常にバスタオルを持ち歩いていました。
まさか、陣痛よりも破水よりも入院が先だとは思いませんでした。
後で知ったのですが、長女が生まれる直前まで緊急搬送の準備もされていたそうです。
それを知り、本当に無事に生まれてきてくれてよかったと思いました。
はじめての出産で疲れ果ててしまい、その日は妊娠生活を振り返る余裕はありませんでした。
出産を終えるとお腹の苦しさがなくなり、密かに楽しみにしていた産後の美味しい夕食を完食することができ、とても幸せでした。
そして、小さく生まれた長女は保育器の中へ。
これから長い授乳との闘いが始まります。
以上、【前半】【後半】と2記事に渡り私の妊娠記録をお伝えしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。