出産が近づいてくると「出産準備リスト」をチェックされると思います。
- 必ず準備するもの
- あると便利なもの
- 必要に応じて準備するもの
というように、アイテムごとにその必要度が表示されています。
アイテムのリストや必要度については各サイトによって多少異なる場合もあります。
私がチェックしていた「出産準備リスト」に搾乳器は入っていなかったため、準備しておく必要はないものと判断していました。
しかし、長女が小さく生まれたため直母ができず搾乳器が必要となり退院するまでに準備することになりました。
そこで今回は、搾乳器の必要性や実際に使ってみた感想をお伝えしたいと思います。
搾乳器の必要性

搾乳器は母乳を絞るための道具で母乳育児を支えるために必要なもの。
では、どんな場合に必要なのか?以下のようなケースが挙げられます。
- 小さく生まれて退院できない赤ちゃんに搾乳して届ける
- 上手に飲むことができず、直母では十分な量が飲めない
- あげたいときに寝ていて授乳のタイミングが合わない
- おっぱいが張って痛いときや乳腺炎の予防に
- 保育園に預ける際、搾乳し冷凍保存した母乳を届ければ母乳育児が続けられる
いろいろなケースがありますが、私の場合は長女・次女ともに小さく生まれたため、直母ができず搾乳器が必要となりました。
小さく生まれた娘たち

我が家の娘たちは長女が2480g、次女が2484gでギリギリ2500g未満の低出生体重児として生まれました。
2人とも39週で生まれており早産ではありませんでしたが、妊娠中から小柄であることを指摘されていました。
私のお腹は臨月でも大きくならないので小さな子しか生まれないのかもしれません。
推定体重2000gくらいから全然増えず、私がしっかり食べれば増えるのかなと思いましたが、増えたのは私の体重だけでした・・・。
2人とも直母できない

「赤ちゃん小さいから保育器で預かります」
長女は鼻にチューブをつけられ生後4日間は保育器の中で過ごしました。
母乳は産後2日間マッサージをされても出ず、産後3日目でほんの少しだけ出ました。
搾乳器を使っている方もいましたが、私の場合はまだ搾乳器では反応しないそうで、胸が張りだしてから助産師が手絞りで搾乳しに来ていました。
産後4日目からは時間をかけて手絞りし、看護師に持っていきました。
退院前日に「吸わせてみますか?」と言われ試してみましたが、吸うことができず咥えて泣くだけ。
体重が軽くて吸う力が弱く乳首を咥えるのが下手でした。体重3000gくらいあると上手に吸えるそうです。
次女の場合は手絞りせず産後4日目で搾乳器を使用しました。長女と同じく退院まで吸うことができず搾乳器が必要になりました。
ピジョンの手動タイプを購入
長女のときは「お母さんだけの退院になるかも」と言われていましたが、退院前日になり体重の増えが良かったため一緒に退院することができました。
病院では手絞りのみで時間もかかるしコツもよく分からず痛いので、家に帰る途中ドラッグストアーに寄って搾乳器を買うことにしました。
搾乳器には電動タイプと手動タイプがありますが、お店に置かれていた電動タイプは値段が高いものしかなかったため、お手頃価格で売られていたピジョンの手動タイプを購入しました。
次女のときは病院でメデラの手動タイプを使いましたが、ピジョンとの違いは特に感じませんでした。
使ってみた感想

長女のときは退院してからはじめて搾乳器を使用したため、使い方に慣れておらずハンドルを引くときに乳首が引っ張られて痛かったです。
使い慣れていくと痛みは徐々に引いていき、搾乳も時間はかかるけどしっかり絞れました。手絞りよりは疲れないし軌道に乗れば短時間で絞れるようになりました。
マッサージをしてからしぼるとスムーズに絞れたように感じました。
一方で、使用後にばらして洗浄&除菌すること、ばらした状態から組み立てることが面倒に感じるときがありましたが、これは仕方がないですね。
退院してからは母乳の出が良かったこともあり完全母乳で頑張っていましたが、直母だけでは十分な量が飲めないため搾乳して飲ませる必要がありました。
直母の後すぐに搾乳した母乳を飲めるよう、新生児期は授乳後の空き時間にあらかじめ搾乳し保存しておきました。
振り返ると、私の母乳育児は搾乳器なしでは成り立たなかったなと思います。
必要になった時に用意すればOK
搾乳器が必要になるケースは人それぞれ異なると思いますが、必要になったときに準備すればOKです。
出産後はおそらく病院の搾乳器を使えると思うので、実際に試してみてから退院するまでに用意しておけば問題ないでしょう。
数日間でも使い慣れたものを購入した方が退院してからも安心だと思います。
私は手動タイプを購入しましたが、頻繁に使っていたので手が疲れてしまうことが多々ありました。
最近は電動タイプもネットで安く購入できるので、もし機会があれば電動タイプを使ってみたいなと思っています。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
完全母乳育児についての記事もありますので、こちらもご覧ください。