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完全母乳育児のやり方|続けるために必要だった7つのこと

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我が家には長女と次女の姉妹がいます。2人とも完全母乳で育てました。

その大変さに心が折れてしまいそうな時もありましたが、なんとか続けることができました。

今回は、私が完全母乳育児を続けるために必要だった7つのことをご紹介したいと思います。

完全母乳育児とは?

授乳方法には以下の3種類があります。

  • 完全母乳育児(完母):母乳のみ
  • 混合育児:母乳+ミルク
  • 完全ミルク育児(完ミ):ミルクのみ

完全母乳育児とは離乳食がはじまる生後6か月頃までの間、母乳だけを与える授乳方法のこと。

混合育児は母乳とミルクを併用、完全ミルク育児はミルクのみで育てます。

私は妊娠中から「母乳が出るなら母乳で育てたい」と思っていました。

完全母乳育児に特別な思い入れがあるわけではなく、母乳を飲んでくれたら嬉しいな~くらいの感じでした。

実際の育児が始まるとかなり苦労しましたが、一生懸命に飲む姿やいっぱい飲んで満足そうな表情を見ていると、母乳で育てられることの幸せを感じました。

それでは、私が実践した完全母乳育児に必要だった7つのことについて詳しくお伝えします。

完全母乳育児のやり方|続けるために必要だった7つのこと

振り返ると、私にとって完全母乳育児を続けるためには以下の7つのことが必要でした。

母乳がよく出た

私の場合は赤ちゃんが小さく生まれたため、退院2週間後に体重をチェックしに来るように言われていました。

母乳の出が良かったので体重はしっかり増えており、看護師さんには「ミルク足してる?」と聞かれましたが「母乳だけです」と答えると驚かれていました。

それとは別に1か月健診前の助産師外来に行ったときも母乳がよく出るねと褒められました。このとき、マッサージや授乳の仕方などの指導もしてもらいました。

睡眠がとれず体調が良くなかったためご飯はあまり食べられませんでしたが、母乳はよく出ていました。

食事が十分にとれない分、水分をたくさん摂るようにしていたのが良かったのかもしれません。

体重の増えが良かった

赤ちゃんは生まれてから1か月で約1000gほど体重が増加するため、1日平均で25g~30gの増加が目安となるそうです。

長女は特に体重の増えがよく1か月健診のとき体重は3615gあり、1日平均で約50g増えていました。

ミルクは飲まない子だった

長女・次女ともに退院するまではミルクも飲んでいましたが、退院してからは母乳のみで育てました。

長女には試供品で貰っていたミルクを牛乳代わりにパンがゆに入れて作ってみたのですが、断固拒否

夜の搾乳がしんどくてミルクを飲ませようとしたこともありましたが、まったく飲みませんでした。

そのため、私には母乳で育てるしかありませんでした。

長女は離乳食に移行してから体重が増えず、1歳半の定期健診では体重増加不良で要観察になりました。

かぼちゃ、じゃがいも、人参、バナナなど決まったものしか食べず、うどんとパンには興味なし。

母子健康手帳の「幼児身体発育曲線」の帯から外れてしまいました。

1歳半過ぎからはよく食べるようになり1歳8か月頃から再び帯の中に入りました。

完全母乳育児の子は離乳食をあまり食べないと聞きますが、次女はよく食べてくれました。

新生児期は泣いたら吸わせた

小さく生まれたので直母は上手にできませんでしたが、乳頭を刺激し母乳の生産量を増やすためにも授乳の際は必ず吸わせていました。

お腹が空いているのか眠たいのか泣いている理由は分からなくてもとにかく吸わせました。

そのおかげか母乳は退院して1週間後から1か月健診までの間、搾乳1回あたり100~150mlくらい出ていました。

とにかく水分をよく摂った

長女は夜なかなか寝てくれず、体調が悪くなったときやひどく疲れたときはあまり食事をとることができませんでした。

普通量の半分以下しか食べられませんでしたが、白ごはんと具沢山の味噌汁はよく食べていました。

のどがよく渇いていたので常温にした水や麦茶を1日2リットルは飲みました。

食べたいものを食べた

妊娠中は食べ物に気を使い過ぎており、お菓子やカップラーメンなどを食べることはありませんでした。

その反動からか生まれてからは食べたいものを食べました。

母乳の味が変わるのかな?と思うこともありましたが、何を食べても娘たちは母乳をよく飲んでくれていました。

そんなに量は食べないようにしましたが、大好きな辛い物も普通に食べました。

私は食べることが生きがいなので、好きなものを食べたことがストレスの解消に役立ったのかもしれません。

家事は旦那が帰宅してから

夜に何度も起きて、寝たかと思ったらうんちで泣く。抱っこから降ろしたら泣く。

寝かせようとしても暗い部屋をハイハイしておもちゃで遊びだし、布団に連れ戻してもまたハイハイの繰り返し。

おかげさまで睡眠不足で朝を迎える日々が続きました。

夜の睡眠がとれない分、日中は30分でも1時間でも子どもが寝たら一緒に寝ていました。

当然、家事はまったく進まないので、仕事から帰ってきた旦那に子どもを託し最低限の家事をこなしていました。

完全母乳育児の授乳回数

生後1か月頃までの授乳回数は1日10回ほど。

2~3時間おきに授乳していましたが、あまり時間は気にせず泣いたらあげるようにしました。

授乳時間は右と左それぞれ5分ずつ。途中で疲れて寝てしまうこともありましたが、欲しがるようならもう1回5分ずつあげました。

生後3か月頃からは1日6回ほど授乳、時間は5分ずつあげました。

  1. 朝起きたとき:6時
  2. 朝ごはん後:8時
  3. 昼ごはん:12時
  4. 昼過ぎ:15時
  5. 夜ごはん:17時
  6. 寝る前:21時

授乳タイミングは自分たちがごはんを食べる時間に合わせました。一緒に食べるようになった時のことを考えると、その方が楽だと思います。

生後6か月から離乳食が始まると、授乳回数は変わらなくても飲む量が減っていきました。

生後10か月頃から3回食になりしっかり食べれるようになると、ごはんを食べて満足そうなら授乳は無し。

朝も起きる時間が遅かったりすると授乳は飛ばして朝ごはんだけのときもありました。

1歳を過ぎてからは徐々に寝る前だけ授乳するようになりました。お風呂を出た後に飲んで寝るだけでした。

卒乳は1歳4か月のとき。うちの姉妹は泣くこともなく、決めた日にすんなり卒乳できました。

完全母乳育児で苦労したこと

退院してから新生児の間は搾乳するのがとても辛かったです。

直母だけでは十分な量が飲めないので、直母の後に事前に搾乳したものを飲ませていました。

授乳を終えた後に次の搾乳分を済ませていましたが、授乳の度に必要になるので昼夜関係なく準備するのがとても大変でした。

授乳後に疲れ果てて寝てしまい次の搾乳分を準備できなかったときは苦労しました。

お腹が空いてずっと泣いている娘を横目に、急いで搾乳するのは心身ともに疲れました。

搾乳器を使うと搾乳の度に分解して洗浄&除菌、そして組み立てる作業を何度も繰り返さないといけません。

直母できたらこの作業は必要ないのに・・・と何度も思いました。

もう母乳育児を休みたい」と思い、試しにミルクをあげてみても飲んでくれず、最初からミルクもあげて混合育児にしていたら良かったのかな・・・と思うこともありました。

辛い搾乳の日々が続きましたが、退院2週間後に体重チェックで通院した際、体重がしっかり増えていたことが心の支えとなり、なんとか頑張ることができました。

搾乳は1か月健診のちょっと前まで続けましたが、さすがに疲れてきました。

娘もグビグビと直母で飲めるようになってきて満足そうな表情をしているので、もういいやと思い勝手に搾乳を卒業

その後、1か月健診で体重はしっかり増えていたので、以後は直母のみで育てました。

これから完全母乳育児を始める方へ

出産してすぐに母乳が出る方も中にはおられますが、私の場合、最初に出たのはわずかな量でしっかり出るまでに5日ほどかかりました。

母乳は子どもを産んだら必ず出るわけではなく、満足な量が出るようになるには努力が必要なこともあります。

母乳が出ない、足りないことに対して申し訳なく思ったり、悲しくなったりネガティブな気持ちになったり、時には自分を責めてしまうこともあるかもしれません。

でも、母乳育児をするのは長い人生でみたときほんの一瞬です。後々いい思い出になります。

赤ちゃんだけでなくお母さんも無理なく過ごせることが第一だと思うので、しんどい時や苦しい時は手を抜きながら、その時にしか味わえない母乳育児を楽しみましょう!!

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

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