「女の子が生まれたら、パパのことが大好きな娘に育って欲しい」
そんな旦那の夢を叶えるべく、私たちはお腹の赤ちゃんが女の子と判明したときから「パパ大好きな娘に育てるための努力」を積んできました。
今回は、私たちが実践したパパのことが大好きになる女の子の育て方をご紹介します。
パパのことが大好きになる女の子の育て方
うちの旦那は結婚した当初から「女の子が欲しい」「女の子を育てたい」と言っており、女の子が生まれたら育児参加してくれそうだな~と期待していました。
とはいえ、女の子の父親になりたいという思い入れだけでは、パパ大好きな娘に育つとは限りません。
旦那には親になる自覚をしっかり持ってもらうため、赤ちゃんの名前を決めることから積極的に関わってもらいました。
そして、娘と意思疎通がはかれるようになってきた2歳頃から「パパ大好きな娘に育てるための努力」を積んできました。
おかげで長女はパパ大好きな娘に育ち、娘に愛されて幸せそうな旦那は育児を積極的にこなしてくれるので、私の負担も軽減されました。
それでは、どのような育て方をして来たのか詳しくお伝えします。
娘の名前は旦那に決めてもらう
女の子が欲しい旦那でしたが、妊娠するにあたり産み分けをすることまでは考えていませんでした。
子どもは2人欲しかったので、1人目が男の子だったら考えようかと話していました。
つわりが終わり安定期に入った頃、めでたくお腹の子が女の子と判明。旦那の中ではすでに1つだけ候補が挙がっていました。
その名は「唯(ゆい)ちゃん」
確かにかわいい名前だし、苗字とも合うしいいんじゃない?と思いましたが、旦那の職場の人に同じ名前の子がいることが判明し、旦那自ら却下。
出産予定は4月だし春らしい名前にしようと決め、お互い候補を出し合う中で旦那が「〇〇〇にしよう!漢字はこれ!」と意見。
う~ん、まわりにいたなぁと思いつつも旦那の顔が生き生きとしていたので、OKを出しました。
「頑張って生んだ子の名前は自分で付けたい」という思いもありましたが、旦那は女の子を育てることを夢見ていたし、自ら「命名」することは父親になる自覚を持つ良い機会になるのではないかなと思いました。
ちなみに次女の名前も旦那が考えました。候補の漢字があまり気に入らなかったので私が提案し、同意を得て決定となりました。
新生児の肌着を買ってきてもらった
私は里帰り出産のため実家に帰りましたが、1つだけ旦那にミッションを与えていました。
それは「お店で新生児用の肌着を買ってくる」というもの。
安定期に得意のウィンドウショッピングをしていたとき、とてもかわいい肌着を見つけました。
ミキハウスの動物柄の短肌着とコンビ肌着です。
肌着1枚でお値段はお高いのですが、「我が娘に着させる初めての肌着はこれだ!」と決めていました。
なぜ旦那にお願いしたかというと、ミキハウスは店員さんがすぐに近づいて来ます。
これから子育てを始めるわけでまだ何も知識のない旦那。商品がどこにあるかも分かりません。
そんな旦那に「何かお探しですか?」と優しく声をかけてくれる店員さんと、もうすぐ生まれてくる子どもの話もすることでしょう。
実際に小さな肌着を手に取ることで命が生まれることを実感できるだろうし、店員さんから「育児に積極的なパパさん」と認識されて旦那は喜ぶはず。
私の狙いは的中しました。
ミッションを終えた旦那は「父親としての第一歩を踏み出した」そうで、店員さんから「親になることを祝福されているようで嬉しかった」と話していました。
うちの旦那は出産準備リストを見せても、イメージが湧かないのかあまり関心がなさそうだったので、「ならば買ってきてもらおう」とこのミッションを思いつきました。
娘のお風呂は旦那が担当
長女が産院を退院してから、基本的にお風呂は旦那に担当してもらいました。
新生児の頃はベビーバスをシンクに置いて、生後1か月半頃からはお風呂に入れていました。
ベビーバスの頃は洗うだけでなく、着替えやタオルを準備しておくことから、オムツをはかせて保湿剤を塗り綿棒して着替えさせるところまで、すべて担当してもらいました。
一緒にお風呂に入るようになってからは洗い担当と受け取り担当に分かれ、私は受け取り担当にまわりました。
赤ちゃんの頃って洗ってくれる人やオムツを替えてくれる人のことを、じっとよく見ていますよね。
娘が旦那の顔を見つめて何か言葉を発したり、にっこり笑いあったりしているのを見ると、お風呂は親子のコミュニケーションの場所なんだなぁと改めて思いました。
娘がパパを好きになるきっかけはお風呂だったのかもしれません。
旦那も娘たちとのお風呂が大好きで、今では長女と次女と3人で入るのが日課になっています。
次女はまだ受け取り担当が必要ですが、風呂上りに長女の髪を旦那がバレッタで留めている姿を見ていると、「あぁ女の子の父親になったんだなぁ」としみじみ思います。
娘と旦那が2人で過ごす時間を作る
旦那は会社に勤めていたので、子どもと接する時間は帰宅してからのわずかな時間しかありません。
旦那の帰りを待ちきれない長女は夕方から「パパまだかな~」を連発。
仕事で疲れているだろうけど、長女が寝るまでの間はなるべく2人の時間を過ごして欲しいと思い、帰宅後のスケジュールを考えてみました。
- 帰宅とともに晩ごはんがスタート。
- 食べ終わったら私はお風呂、旦那と長女は遊ぶ。
- その後旦那と長女がお風呂に入り、私は洗い物。
- お風呂を出たら2人は別室へ移動し私が来るまで遊んで待つ。
- 私が用事を終えたら寝る前のトイレに旦那が連れて行き、3人揃って就寝。
旦那の帰宅から長女の就寝まで2~3時間のことですが、2人が離れず一緒にいられるようにしました。
晩ごはん時にテーブルに座るときも旦那の隣。長女はとても喜んでおり、次女が生まれても席を譲る気配はありません。
パパはすごいぞ
長女が2歳を過ぎて会話ができるようになると、パパはすごいぞキャンペーンを実施しました。
ママはできない、パパならできるよ
おもちゃの組み立てや壊れたときなど、「パパならできるよ!パパに直してもらおう!」
困ったときはパパが助けてくれることをアピールしました。
プリキュアに会えるのはパパのおかげ
HUGっと!プリキュアにはまった長女。
映画やプリキュアショーに連れていってくれるのはいつもパパ。
憧れのキュアエールに会いたい夢を叶えてくれた。
プレゼントはパパからのもの
誕生日やクリスマスのプレゼントなど、「おもちゃはパパが買ってきてくれたんだよ!」
子どもへの贈り物はパパからであることを強調しました。
ジュースやお菓子はパパが買ってくれる
長女が好きなアンパンマンのジュースや幼児りんご、お菓子を買ってくれるのは旦那の役割にしました。
仕事帰りに買ってきてもらうと、パパとお菓子の帰宅に娘は大喜びしていました。
パパがいるときだけ、コメダに行ける
長女はコメダ珈琲店のソフトクリームが大好き。割と良いお値段がするので、コメダはパパがいるとき限定。
パパがいることの特別感を演出しました。
キャンペーン実施から半年後、近くの公民館で年の近い子どもたちが集まって一緒に遊ぶ機会がありました。
長女はおもちゃの受話器を取り「もしもしパパですか?〇〇〇ちゃんですよ~。パパもあそびにおいでよ~」と仕事中のパパに電話する演技を披露。
帰り際に靴を履くときも「よし、パパのところに行こう!」と言い、まわりのママさんたちにパパ大好きな子であることが知れ渡りました。
わずか半年でキャンペーンの成果が出ました。
ママもすごいよ
あわせて旦那の方からも、ママもすごいよキャンペーンを実施してもらいました。
ママはおいしい料理が作れる
旦那は1人暮らしをしていたので一応家事はできますが、料理は苦手。
ご飯のときは「ママすごいね!おいしいね!」と褒めてもらいました。
笑顔の娘に「また作ってね!」なんて言われるとお母さん嬉しくなってしまいます。
クッキーもパンも作れる
私は小さい頃からクッキーやケーキなどのお菓子やパンを作るのが趣味で、娘ができたら一緒に作りたいという夢がありました。
旦那は手作りのお菓子をあまり好まないけど、娘は「おいしいおいしい!」と食べてくれます。
髪の毛をかわいく結んでくれる
男性には難易度が高いのではないでしょうか。
黒いゴムで一つ結びをするだけならうちの旦那でもできますが、かわいく綺麗に結ぶのは難しいですね。
流行りの髪型にしてあげると娘はとても喜びます。
プリキュア踊れるよ
プリキュアを一緒に見ることはできても、踊るのはハードルが高いようです。
旦那が「ピンクのタンバリンを持って娘とフリフリ踊る姿」は微笑ましいのかもしれませんが、センスのない旦那の踊りは見ていてあまり気持ちの良いものではありません。
私も得意ではないですが、若いプリキュアたちの踊りに何とかついていけてると勝手に思っています。
娘と接する際、夫婦で気を付けたこと
夫婦ともに長女と接する際に気を付けていたことがあります。
- ママはパパのことが大好きだと言っていた
- 旦那も私のことが大切だと言っていた
- お互いの悪口は言わないようにした
子どもは父親と母親の関係やどんな会話をしているか、よく見ているなと感じます。
なので、お互いに愚痴や批判をするようなことは娘の前では言わないように気を付けました。
長女と1日ずっと過ごしている私が旦那をディスる発言をしていたら、パパ大好きな娘には育っていないと思います。
母親が父親のことを大好きであること、父親も母親のことを大切にしていることが分かれば、娘は父親に好感を持つものだと思います。
パパのことが大好きになる女の子の育て方:おわりに
こうして長女はパパ大好きな娘に育ったわけですが、2歳くらいまでは6:4で私寄りでした。
公園の乗り物で遊んだとき、私となら笑顔なのに旦那と遊ぶと笑顔なし。そんな時代もありました。
父と娘の2人の時間を大切に過ごしてもらい「パパはすごいぞ」と思わせることにも成功し、徐々に5:5の立場になっていました。
夜寝るときも右には旦那、左には私がいないと寝てくれませんでした。
長女が旦那寄りになったのは、2人目の妊娠がきっかけでした。つわりがしんどくて相手ができず、長女もそれが面白くなかったようです。
このとき、初めて長女との距離を感じました。
旦那はこのチャンスを逃すことなく、今では6:4で旦那寄りになっています。私は次女の相手もあるので、しばらくこの状況は続くものと思われます。
これから成長して思春期を迎えたときに父と娘の関係はどうなっているか、楽しみにさせてもらいます☆
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。